挿頭草(読み)カザシグサ

デジタル大辞泉 「挿頭草」の意味・読み・例文・類語

かざし‐ぐさ【挿頭草】

新古今集・春下の「ももしきの大宮人はいとまあれや桜かざして今日もくらしつ」の歌から》異称
賀茂祭かざしにするところから》フタバアオイ別名 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「挿頭草」の意味・読み・例文・類語

かざし‐ぐさ【挿頭草】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物「ふたばあおい(二葉葵)」の古名。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「神まつる今日のみあれのかざし草長き世かけてわれや頼まむ〈藤原資季〉」(出典:秋風抄(1250)夏)
  3. ( 「新古今‐春下」の「ももしきの大宮人はいとまあれや桜かざしてけふもくらしつ」の歌による ) 植物「さくら(桜)」の古名。《 季語・春 》 〔蔵玉集室町)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「挿頭草」の解説

挿頭草 (カザシグサ)

植物。バラ科サクラ属の落葉高木の総称。サクラの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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