掛け煙硝(読み)かけえんしょう

精選版 日本国語大辞典 「掛け煙硝」の意味・読み・例文・類語

かけ‐えんしょう‥エンセウ【掛煙硝・掛焔硝】

  1. 〘 名詞 〙 歌舞伎舞台で、炎や煙を急にぱっと出すためのしかけ。または、その煙。「ほや」という煙硝樟脳(しょうのう)の粉を入れて煙を出すが、亡霊妖怪出現消失の場面、忍術妖術で人や物が消える場面、ぱっと火が出たり、物が燃えたりするような場面に用いられる。
    1. [初出の実例]「『我が夫(つま)。おさらば』トどろどろになり、龕灯(がんどう)にてお亀消える。パッと掛(カ)け煙硝(エンセウ)立つ」(出典:歌舞伎・絵本合法衢(1810)大切)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む