デジタル大辞泉
「携わる」の意味・読み・例文・類語
たずさわ・る〔たづさはる〕【携わる】
[動ラ五(四)]
1 ある物事に関係する。従事する。「学問に―・る」「農業に―・る」
2 手を取り合う。連れ立つ。
「よち子らと手―・りて遊びけむ」〈万・八〇四〉
[類語]タッチ・乗り出す・進出
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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たずさわ・るたづさはる【携】
- [ 1 ] 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 (手などを)互いにとりあう。たずさえる。
- [初出の実例]「朕、豈汝(いまし)の妍咲(よきゑまひ)を覩まく欲せじやとのたまひて乃ち手を相ひ携(タツサハ)りて」(出典:日本書紀(720)雄略二年一〇月(前田本訓))
- [ 2 ] 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
- ① ( [ 一 ]から転じて ) 連れ立つ。
- [初出の実例]「思ふどち 馬うち群れて 多豆佐波理(タヅサハリ) 出で立ち見れば」(出典:万葉集(8C後)一七・三九九三)
- ② ある事柄に関係する。かかり合う。従事する。
- [初出の実例]「此の事にたづさはれる人をば」(出典:散木奇歌集(1128頃)秋)
- 「法界摂待の茶を汲で、往来(ゆきき)の人にたづさはり」(出典:浄瑠璃・善光寺御堂供養(1718))
- ③ 物にひっかかる。
- [初出の実例]「なにはがたみぎはの葦にたづさはる舟とはなしにあるわが身かな」(出典:和泉式部集(11C中)上)
- ④ ( 「杖(つえ)にたずさわる」の形で ) 杖にすがる。杖を支えとする。
- [初出の実例]「白髪の老翁、杖にたづさはりて」(出典:古今著聞集(1254)一)
たださわ・るたださはる【携】
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 =たずさわる(携)
- [初出の実例]「万里を渉ると雖も、
(も)ち携(タタサハル)所無し」(出典:大慈恩寺三蔵法師伝永久四年点(1116)二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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