本来の教会国家は教皇領の意味であるが,皇帝教皇主義の反対語として用いられ,神政政治と同義に解される。世俗権力を教権のもとに服属させる国家の形態をいう。中世ヨーロッパにおいてはカトリック教会の理想とされ,ルカ伝の「両剣論」(聖・俗両剣はともに教会に属し,前者は直接教会の手で,後者は教会の委託により俗権の手で用いられるという理論。12世紀のベルナルドゥスなどに引用されている)を根拠として,グレゴリウス7世からウルバヌス2世をへて,インノケンティウス3世時代にその実現をみた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...
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