敢死(読み)カンシ

デジタル大辞泉 「敢死」の意味・読み・例文・類語

かん‐し【敢死】

死を覚悟すること。決死
我輩―これに従い君側の奸を除き」〈染崎延房・近世紀聞〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「敢死」の意味・読み・例文・類語

かん‐し【敢死】

  1. 〘 名詞 〙 死を覚悟すること。必死。決死。
    1. [初出の実例]「敢死之士数百騎、介冑(かいちう)を被(かうぶ)驊騮(くゎりう)に策(むちう)ち」(出典古今著聞集(1254)四)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐光武紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「敢死」の読み・字形・画数・意味

【敢死】かんし

決死の人。〔史記、平原君伝〕李同曰く、邯鄲(かんたん)の民、骨を炊き、子を易(か)へてふ。なりと謂ふべし~と。是(ここ)に於て原君之れに從ふ。敢死の士三千人を得たり。

字通「敢」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android