決死(読み)ケッシ

デジタル大辞泉 「決死」の意味・読み・例文・類語

けっ‐し【決死】

死をも覚悟して物事を行うこと。「決死の覚悟」「決死の面持ち」
[類語]懸命命懸け必死死に物狂い捨て身大わらわ躍起不惜身命ふしゃくしんみょう大車輪八面六臂一所懸命一生懸命全力総力死力渾身入魂全身全霊

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精選版 日本国語大辞典 「決死」の意味・読み・例文・類語

けっ‐し【決死】

  1. 〘 名詞 〙 死を決意すること。死を覚悟すること。
    1. [初出の実例]「令其騎皆西其馬首、欲決死」(出典日本外史(1827)六)
    2. 「同志決死(ケッシ)の者十八人唯今桜田外に於て彦根侯を襲撃し」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈条野有人〉初)
    3. [その他の文献]〔史記‐項羽本紀〕

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普及版 字通 「決死」の読み・字形・画数・意味

【決死】けつし

必死。死を覚悟する。〔史記、項羽紀〕項王自ら度(はか)るに、することを得ざらん。其の騎に謂(い)ひて曰く、~今日固(もと)より死を決せりと。

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