文化産業(読み)ぶんかさんぎょう(その他表記)Kulturindustrie

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「文化産業」の意味・わかりやすい解説

文化産業
ぶんかさんぎょう
Kulturindustrie

M.ホルクハイマーと T.アドルノが『啓蒙の弁証法』において批判した啓蒙の退落形態の一つ。芸術複製技術 (映画,ラジオ) の発展とともに文化が大量生産 (商品化) の対象となったことで,芸術の批判的契機が失われ,啓蒙が次第に大衆文化イデオロギーへと退行していく現象を意味する。彼らの批判対象は 1940年代のアメリカにおいて興隆したジャズメロドラマ,広告などに及ぶ。それらに共通するのは統一的規格に大衆を組込むことで,大衆に現実からの逃避娯楽への安住を約束しつつ,同時に大衆を操作の対象として飼い慣らすことである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

乞巧奠〈公事十二ケ月絵巻〉〘 名詞 〙 陰暦七月七日の行事。乞巧は技工、芸能の上達を願う祭。もと中国の行事であるが、日本でも奈良時代以来、宮中の節会(せちえ)としてとり入れられ、在来の棚機津女(たなば...

乞巧奠の用語解説を読む