安住(読み)アンジュウ

デジタル大辞泉 「安住」の意味・読み・例文・類語

あん‐じゅう〔‐ヂユウ〕【安住】

[名](スル)
何の心配もなく落ち着いて住むこと。「安住の地」「郷里安住する」
それ以上を望まず、現にある境遇に満足していること。「現在の地位安住する」
[類語](1住む永住在住現住先住常住定住居住転住移住/(2満足満悦充足飽満自足自得会心・充足感・充実感・自己満足本望満ち足りる心行く堪能たんのうする満喫する安んずる甘んずる十分十全嬉しい楽しい面白い喜ばしい喜び愉快痛快結構喜悦有頂天納得慊焉けんえん三平思わしい上機嫌ご機嫌おんの字足りる足る舞い上がる満たす気を良くする溜飲りゅういんを下げる言うことなし気に意に適ううきうきうはうはわくわくいそいそぞくぞく

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精選版 日本国語大辞典 「安住」の意味・読み・例文・類語

あん‐じゅう‥ヂュウ【安住】

  1. 〘 名詞 〙 何の心配もなく、そこに落ち着いて住むこと。また、その境遇・立場に満足していること。
    1. [初出の実例]「安住一心分別、内風外風誑吾耳」(出典性霊集‐一〇(1079)十喩詩)
    2. 「分明にその一風々々の所得に安住して、性位(しゃうゐ)達人に至れば」(出典:六義(1428))
    3. [その他の文献]〔呉志‐諸葛瑾伝〕

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