文学的自伝(読み)ブンガクテキジデン

デジタル大辞泉 「文学的自伝」の意味・読み・例文・類語

ぶんがくてきじでん【文学的自伝】

《原題Biographia Literaria: or Biographical Sketches of My Literary Life and Opinionsコールリッジによる評論。1817年刊。自伝的な回想録に始まり、「想像力」という価値観称揚をもって、ロマン主義主張を理論的に裏付ける試み。文学自叙伝

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「文学的自伝」の意味・わかりやすい解説

文学的自伝
ぶんがくてきじでん
Biographia Literaria

イギリス詩人批評家 S.T.コールリッジの自伝的詩論。 1817年刊。すぐれた文学の創作批評はともに理性に基づく総合的統一原理としての想像力の行為であることが,哲学的考察と審美的直観とのみごとな結合によって説かれている。

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