文挟・文夾(読み)ふみばさみ

精選版 日本国語大辞典 「文挟・文夾」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐ばさみ【文挟・文夾】

〘名〙
文書類を挟んでさしだすための白木の杖。杖の先端の文書を挟む部分を鳥口という。ふづえ。ぶんじょう。ふんづえ。ふみさし。ふざし。ふばさみ。
※宇治拾遺(1221頃)一一「たちまちに名簿をかきて、ふみばさみにはさみてさし上て」
② 読みさしの書物に挟んでおく、金・銀・象牙製などの薄い板。のちの栞(しおり)の類。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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