文暦(読み)ブンリャク

デジタル大辞泉 「文暦」の意味・読み・例文・類語

ぶんりゃく【文暦】

鎌倉前期、四条天皇の時の年号。1234年11月5日~1235年9月19日。

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精選版 日本国語大辞典 「文暦」の意味・読み・例文・類語

ぶんりゃく【文暦】

  1. 鎌倉時代、四条天皇の代の年号。天福二年(一二三四)一一月五日に改元、文暦二年(一二三五)九月一九日に次の嘉禎となる。執権北条泰時の時代出典は「文選」の顔延之「三月三日曲水詩序」の「皇上以叡文暦」。

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日本の元号がわかる事典 「文暦」の解説

ぶんりゃく【文暦】

日本の元号(年号)。鎌倉時代の1234年から1235年まで、四条(しじょう)天皇の代の元号。前元号は天福(てんぷく)。次元号は嘉禎(かてい)。1234年(天福2)11月5日改元。天災の凶事を断ち切るために行われた(災異改元)。『唐書(とうじょ)』『文選(もんぜん)』を出典とする命名。文暦年間の鎌倉幕府将軍は藤原(九条)頼経(よりつね)(4代)、執権は北条泰時(やすとき)(3代)。頼経は第3代将軍の源実朝(さねとも)の死後、北条義時(よしとき)(2代執権)や北条政子(まさこ)(源頼朝正室)らにより擁立された傀儡(かいらい)将軍であり、幕府実権は北条得宗家にあった。

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