斎宮の群行(読み)さいぐうのぐんこう

精選版 日本国語大辞典 「斎宮の群行」の意味・読み・例文・類語

さいぐう【斎宮】 の 群行(ぐんこう)

  1. 斎宮卜定された後、野宮(ののみや)で三年間の潔斎の後、九月上旬の吉日に禊祓(みそぎはらい)の儀をすませて宮中に入り、ここで天皇から親しく「別れの櫛」を額髪に加えられて伊勢に発向する儀礼。この間、斎宮は禁中を出てしまうまで、後ろを振返ってはならないとされていた。なお、斎宮は輿に乗り、百官が奉送し、路次、楽を奏して荘厳を極めた。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「如斎宮群行若公卿勅使之時、大極殿若は祇官有行幸」(出典世俗浅深秘抄(1211‐13頃)下)

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