断叙法(読み)ダンジョホウ

デジタル大辞泉 「断叙法」の意味・読み・例文・類語

だんじょ‐ほう〔‐ハフ〕【断叙法】

修辞上で、接続関係を示す語を省くなどして、文章の力を強めたり、余韻をもたせたりする法。例えば「一筆啓上火の用心おせん泣かすな、馬肥やせ」の類。⇔接叙法

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精選版 日本国語大辞典 「断叙法」の意味・読み・例文・類語

だんじょ‐ほう‥ハフ【断叙法】

  1. 〘 名詞 〙 修辞法で、接続の関係を示す語を省き、文章に力を与えて、想像余地を多くする法。「来た、見た、勝った」「さみだれは、みねのまつかぜ、たにのおと」「一筆啓上 火の用心 おさん泣かすな、馬肥やせ」などの類。
    1. [初出の実例]「断叙法は接続語を省き、文句と文句との関係を断って、文に力あらしめ」(出典:新文章講話(1909)〈五十嵐力〉二)

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