デジタル大辞泉 「一筆啓上」の意味・読み・例文・類語 いっぴつ‐けいじょう〔‐ケイジヤウ〕【一筆啓上】 「簡単に申しあげます」の意で、男子の手紙の書き出しに使う語。「一筆啓上仕つかまつり候」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「一筆啓上」の意味・読み・例文・類語 いっぴつ‐けいじょう‥ケイジャウ【一筆啓上】 〘 連語 〙 男子が普通の書状の初めに書いた慣用語。多く「一筆啓上仕候」「一筆令啓上候」などと書く。[初出の実例]「一筆啓上せしめ候ふ」(出典:謡曲・鞍馬天狗(1480頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
四字熟語を知る辞典 「一筆啓上」の解説 一筆啓上 「簡単に申し上げます」の意で、男子が普通の書状の初めに書いた慣用語。 [使用例] 一筆啓上 毎度ながら長座さぞかし御迷惑の事と存じそうろう[正岡子規宛夏目漱石書簡―明治三〇年八月一日|1897] [使用例] 頬白は、一筆啓上ツカマツリ候と鳴くんだ。おい、閑間君の姪御殿、郷里へ無事に帰ったら、一筆啓上と手紙をよこせ[井伏鱒二*黒い雨|1965~66] [解説] 「啓上」は「言うこと」の意の謙譲語で、申し上げるの意。多く「一筆啓上仕候」「一筆令啓上候」などと書きます。 出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報