新石垣空港(読み)シンイシガキクウコウ

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

新石垣空港

旧石垣空港から約10キロ離れた島東部のカラ岳ふもとの陸上に造られた。旧空港より500メートル長い2千メートルの滑走路を備え、中型ジェット機の就航が可能。那覇空港を経由しない本土との直行便が拡充される。建設計画は1976年につくられた。当初は白保沖のサンゴ礁を埋め立てる予定だったが、全国的な反対運動が起こり、候補地は何度も変わった。

(2013-03-26 朝日新聞 朝刊 2経済)

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百科事典マイペディアの解説

新石垣空港【しんいしがきくうこう】

沖縄県石垣島の現空港が狭くなったため,新たに建設された滑走路2000mの空港。1979年,県は白保海上への建設を提案したが,国際自然保護連合(IUCN)が白保海域の優れたサンゴ礁(北半球最後のアオサンゴの大群落を含む)についての調査結果を発表するなど,反対運動が盛り上がった。このため沖縄開発庁と沖縄県は1989年4月,建設予定地を北へ4km移動し,カラ岳東側の地区・海域とした。これに対し国内の自然保護団体や国際自然保護連合は,新予定地が白保のサンゴ礁と一連の生態系の中にあるとして反対,結局県は1992年11月,宮良を建設予定地に選定した。1996年8月に県が現地調査を試みたが地元住民が反対したため,12月に県は妨害排除の仮処分を申請し,認められた。1997年2月に調査を強行。1998年4月県は宮良を正式決定。しかし同年6月石垣市議会がこれを否決。11月の知事選で稲嶺恵一が現職の大田昌秀を破り当選,宮良案の白紙撤回を約束。1999年6月,新石垣空港建設位置選定委員会が発足,同委員会がカラ岳陸上案を選定したのを受けて2000年4月,県は同案を正式決定した。2006年起工開始。2013年3月開港。これに伴い石垣空港は廃港。なお,石垣空港に併設されていた海上保安庁第十一管区海上保安本部石垣航空基地も合わせて本空港に移設。
→関連項目豊田利幸

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