1972年(昭和47)5月15日に、沖縄の本土復帰に伴い、旧総理府の外局として設置された国の総合出先機関。2001年(平成13)1月の中央省庁再編により、総理府、経済企画庁などとともに内閣府に統合された。
沖縄開発庁の主要な所掌事務は、沖縄振興開発特別措置法に基づく沖縄振興開発計画の作成、その実施に関する事務の推進、その実施に関し関係行政機関の事務の総合調整などであった。沖縄振興開発計画は、経済・社会などの各分野における本土との格差是正を目的とした社会資本、社会福祉、保健医療などの公共サービスの水準の引き上げや、産業の振興開発などを目的とする総合的な開発計画であったが、同庁はその計画の事業主体ではなく、総合調整機関にすぎなかった。なお、同庁には地方支分部局として沖縄総合事務局が置かれ、国の各出先機関が分掌していた許認可行政や国の直轄公共事業の実施事務などを統合して行う、文字どおりの国の総合出先機関であった。これらの機能は、2001年1月の中央省庁再編により、内閣府本府の政策統括官および沖縄振興局や内閣府の地方支分部局である沖縄総合事務局に引き継がれている。
[福家俊朗・山田健吾]
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