新精霊(読み)アラショウリョウ

デジタル大辞泉 「新精霊」の意味・読み・例文・類語

あら‐しょうりょう〔‐シヤウリヤウ〕【新精霊】

死後新盆に祭られる死者の霊。あらぼとけ。

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精選版 日本国語大辞典 「新精霊」の意味・読み・例文・類語

あら‐しょうりょう‥シャウリャウ【新精霊・新聖霊】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「あらじょうりょう」とも ) 死後、はじめての盆にまつられる死者の霊。また、それをまつる新盆(にいぼん)。あらぼとけ。あらそんじょう。あらそんりょう。あらじょうらい
    1. [初出の実例]「けあげの水に名をながすおさん茂兵衛があらせうりゃう」(出典:浄瑠璃・大経師昔暦(1715)暦歌)

あら‐じょうらい‥ジャウライ【新精霊】

  1. 〘 名詞 〙 「あらしょうりょう(新精霊)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「目口より血をはき、終にむなしく成てげり、さああらじゃうらいの玉祭、はすは笠に、麻茎(あさがら)づえ」(出典浄瑠璃・曾我七以呂波(1698頃)道行)

にい‐じょうろにひジャウロ【新精霊】

  1. 〘 名詞 〙 前年の盆からその年の盆までに死んだ人の霊。また特に、九州南部で新盆の家をいう。

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事典 日本の地域遺産 「新精霊」の解説

新精霊

(岩手県遠野市小友町長野地区)
遠野遺産指定の地域遺産。
8月14日にお寺や初盆の墓・家に集まり念仏を唱える風習

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

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