日本歴史地名大系 「新道4遺跡」の解説 新道4遺跡しんみちよんいせき 北海道:渡島支庁木古内町木古内村新道4遺跡[現在地名]上磯郡木古内町字新道木古内川の右岸、標高二〇メートル前後の第二段丘上に立地する遺跡。JR津軽海峡線の建設工事に伴い、昭和五九年(一九八四)から三年間発掘調査が行われ、後期旧石器時代および縄文時代の遺構・遺物が出土した。昭和六一年に明黄褐色ローム層の上部から旧石器時代の掻器・削器・彫刻刀形石器・石刃・細石刃・細石刃核など約二万四千点が出土した。石材は黒曜石二四点のほかは頁岩で、黒曜石の産地は判明したものはすべて赤井(あかい)川である。石器群は細石刃文化に属するものであり、接合により多数の原石に復元され、細石刃の生産、とりわけ細石刃核の製作過程が明らかにされた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by