新高山城跡(読み)にいたかやまじようあと

日本歴史地名大系 「新高山城跡」の解説

新高山城跡
にいたかやまじようあと

[現在地名]本郷町本郷・船木

沼田ぬた川西岸に位置し、対岸高山たかやま城跡三原みはら城跡(現三原市)とともに、小早川氏の居城で国指定史跡。標高約一九〇メートル。「国郡志下調書出帳」には沼田小早川雅平が高山城の副塁として築城したと記す。仏通禅寺住持記の天文二〇年(一五五一)の項に「十月十三日、毛利之三男高山入城、両新田牢籠、高山城易」、同二一年の項には「壬子歳六月十一日新高山普請始、同廿六日隆景ワタマシアリ」とあり、同一九年に沼田小早川家を相続した隆景は、翌二〇年に高山城に入城したが、翌二一年に新高山城を改修して本拠城としたことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

国指定史跡ガイド 「新高山城跡」の解説

にいたかやまじょうあと【新高山城跡】


小早川氏城跡(こばやかわししろあと)

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報