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方形区 ほうけいくquadrat

翻訳|quadrat

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

方形区
ほうけいく
quadrat

植物の群落を研究する際に標本として用いられる一定面積の区画をさす。これによる調査法を区画法 quadrate methodという。疎密,種類組成,各構成種の分布状態など,植物群落の構成について研究する場合,一定面積の正方形の枠 (方形区) を設けて,5~10ヵ所の標本を無作為に抽出する方法がとられるが,その枠のとり方については,それがその群落の性質を完全にそなえていることが必要である。草原や畑などの場合は 1m2,地衣類やコケの群落ではそれ以下の面積でも十分であるが,森林群落などでは 0.5km2程度が必要とされる。なお米,麦などの農作物の生産量調査にも,この方法が適用されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

方形区
ほうけいく

植物群落の標本抽出を行う際に用いる「わく」のことで、コドラートquadratともいう。方形区は方形とは限らず、ときには長方形、円形なども用いられる。方形区の大きさは、一般的には群落を代表する種類とそれを含む面積曲線から求められた最小面積で決定される。普通、方形区の面積は一定であることが群落構造の解析には必要であるが、植物社会学的な調査では、群落の状態に応じて任意に設置される。群落の遷移や動態を調べるためにしばしば方形区を定置する(永久方形区)ことがある。[奥田重俊]

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