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標本抽出 ヒョウホンチュウシュツ

岩石学辞典の解説

標本抽出

標本とは母集団の全部を測定することができない場合に,母集団から観測のために抽出された少数の固体の集まり.標本を用いて母集団の性質を推定しようとするためのものである.試料も同じ意味で扱う.偏りのない標本を抽出する方法には,系統的標本抽出(systematic sampling)と無作為標本抽出(random sampling)がある.野外における標本採集などではどの方法をとるかは重要である.系統的な方法では全標本から均等に採集するもので,空間を碁盤の目に区切った各格子の中から対象物を抽出する方法で,花崗岩で行われた例がある[鈴木 : 1952].一定間隔で標本を選ぶ方法もある.無作為の方法では標本を偏りがないように選ぶ方法である.しかし実際に無作為に標本を抽出するためには石切場のようにすべて露頭である場所か,大陸で非常に広く岩石が露出している場所でなければ難しい.日本のように風化し,樹木が多く,川の浸食の著しい地域では露頭が制約され,標本が採集できるのは川筋や山頂が多いが,これらの露頭は風化や浸食に抵抗して残ったものと考えられるので,露頭が必ずしもその地域の広い範囲を表しているとは限らない.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

大辞林 第三版の解説

ひょうほんちゅうしゅつ【標本抽出】

標本調査を行う場合の標本を、母集団から無作為に抜き出すこと。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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