施設型給付(読み)しせつがたきゅうふ

知恵蔵mini 「施設型給付」の解説

施設型給付

2012年8月に成立した子ども・子育て関連3法に基づく制度の一つで、保育所・幼稚園認定こども園に対する財政措置。15年4月より施行予定。従来の財政措置では、保育所・幼稚園・認定こども園に対し、異なる財源のもと個別の給付費として施設への経費や保護者への助成金支給されてきたが、この制度では「施設型給付費」という共通の給付に一本化し、市町村が施設・保護者に経費や助成金の支給を行う。保護者に支払われる施設型給付費の請求は各施設が保護者に代わって市町村に請求する。幼稚園は同給付費の支給を受けるか否かを選択することができ、支給を受けない場合は従来の財政措置を受けることが可能。認定こども園は一律で施設型給付費の支給が実施される。なお、私立保育園に関してはこの限りではなく、従来通りの財政措置が採用される。

(2014-5-01)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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