コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

認定こども園 にんていこどもえん

4件 の用語解説(認定こども園の意味・用語解説を検索)

知恵蔵2015の解説

認定こども園

就学前の子どもに教育と保育を一体的に提供する他、地域の子育て家庭に対する支援を行う施設。幼稚園や保育所などのうち一定の基準を満たす施設を、都道府県知事が認定する。2010年4月1日現在、全国で532カ所ある。
文部科学省が所管する幼稚園は、満3歳から就学前までの子どもを対象とする教育施設であり、厚生労働省所管の保育所は、親の就労などによって「保育に欠ける」0歳から就学前までの子どもを対象とする児童福祉施設である。このように両者は本来、目的や機能が異なるが、共働き世帯や核家族の増加などの社会状況や家庭の変化を受けて、預かり保育子育て支援を導入するなどの多様化が進んだ結果、互いの機能は似通ったものになってきている。さらに、地方分権規制緩和という構造改革の流れもあって「幼保一元化」が求められる中、両者の制度を残した上で幼保一体的な運営をする総合施設として06年10月、認定こども園制度がスタート。親の就労の有無にかかわらず0歳から就学前までのすべての子どもを対象にしたサービスの提供が、両省を所管省庁として実現した。
認定こども園は、母体となる施設によって、(1)認可幼稚園認可保育所が一体的な運営をする「幼保連携型」、(2)認可幼稚園が保育所機能を備えた「幼稚園型」、(3)認可保育所が幼稚園機能を備えた「保育所型」、(4)認可されていない地域の教育・保育施設が必要な機能を果たす「地方裁量型」――の4つのタイプがある。既存の施設が総合的な機能を持つことで認定こども園となることが期待されており、地域の実情に応じた認定が可能になった。また、子育てをする保護者への支援には、ボランティアNPO専門機関と連携するなど、地域の人材や社会資源を活用することなども求められている。

(原田英美  ライター / 2011年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

認定こども園

2006年度に導入され、今年4月1日時点で全国に1359カ所ある。親の就労状況に関わらず0~5歳児が利用できる。在園中に親が働き始めても同じ園を使える。幼児教育の充実した幼稚園と、長時間預かる保育所の利点を併せ持つ

(2014-09-21 朝日新聞 朝刊 3総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

にんてい‐こどもえん〔‐こどもヱン〕【認定こども園】

就学前の子供に幼児教育と保育の両方を提供し、また地域における子育て支援事業を行う施設として、都道府県知事の認定を受けた施設。保護者の就労の有無によらず利用できる。地域の実情に応じて、認可幼稚園認可保育所が連携する幼保連携型、認可幼稚園が保育所的機能を備える幼稚園型、認可保育所が幼稚園的機能を備える保育所型、認可外の施設が認定こども園となる地方裁量型などのタイプがある。平成18年(2006)10月施行の「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律」により制定された。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

認定こども園
にんていこどもえん

「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律」(平成18年法律77号)に基づき、2006年(平成18)10月1日から設置された保育施設。保護者の就労の有無等にかかわらず入園が可能である。
 小学校就学前の保育機関は、文部科学省所管の幼稚園と厚生労働省所管の保育所に分かれていた。幼稚園は教育機関なので基本的には給食がなく、教育時間も4時間程度に限られる。それに対し保育所は、給食施設をもち長時間保育を原則としている。しかし近年、母親の就労形態が変化し、通常の教育時間の前後や長期休業期間中に行う預かり保育など、保育所的な性格をもつ幼稚園が増加した。その一方、保育所でも幼稚園並みの充実した保育を求める保護者も多い。そうした状況に対応して、幼稚園と保育所の境界をなくし、両者を統合した施設を求める動きが強まったことを背景に設置されたのが認定こども園である。
 認定こども園には、(1)幼稚園と保育所とを融合させた「幼保連携型」、(2)幼稚園で長時間保育を行う「幼稚園型」、(3)保育内容を充実させた「保育所型」、(4)認可外保育所を充実させた「地方裁量型」の4タイプがある。2007年8月現在、全国で認定されたこども園は105園あり、内訳は上記(1)49、(2)37、(3)13、(4)6である。しかし、2008年度以降は2000園の申請が見込まれており、今後、認定こども園が就学前保育の主要な施設になることが期待されている。[深谷昌志]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

認定こども園の関連キーワード義務教育就学前教育幼児教育就学認可保育所プレスクール児童デイサービス総合こども園子ども・子育て新システム幼稚園と保育所

今日のキーワード

災害派遣

天災地変その他の災害に際して,人命または財産の保護のために行なわれる自衛隊の派遣。災害出動ともいう。都道府県知事などの要請に基づいて,防衛大臣が派遣することを原則とするが,特に緊急を要する場合,要請を...

続きを読む

コトバンク for iPhone

認定こども園の関連情報