族類(読み)ぞくるい

精選版 日本国語大辞典 「族類」の意味・読み・例文・類語

ぞく‐るい【族類】

〘名〙 同じやから。親族一門。同族
※東海一漚集(1375頃)三・祭別伝和尚「族類嘯呼、爬掻余粒
※新聞雑誌‐一八号・明治四年(1871)一〇月「其後の増及ひ戸数族類等は近日之を詳聞して」 〔春秋左伝‐僖公三一年〕

ぞう‐るい【族類】

〘名〙 (「ぞくるい(族類)」の変化した語) 同じなかま。一族。同族。
源氏(1001‐14頃)夕霧本妻、強くものし給、さる、時にあへるぞうるいにて、いとやむごとなし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「族類」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐るい【族類】

ぞくるい(族類)」の音変化。
「さる時にあへる―にて、いとやむごとなし」〈・夕霧〉

ぞく‐るい【族類】

一族。同族。親族。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「族類」の読み・字形・画数・意味

【族類】ぞくるい

同族の者。〔戦国策、秦四〕夫(そ)れ韓・魏の子兄弟~秦に死する(こと)百世なり。本國殘(そこな)はれ、稷壞(こぼ)たれ、宗(やぶ)られ、~子老、係して路に相ひ隨ひ、~百姓生に聊(やす)んぜず、族離散し、して臣妾と爲り、に滿てり。韓・魏のびざるは、秦の稷の憂ひなり。

字通「族」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android