臣妾(読み)シンショウ

デジタル大辞泉 「臣妾」の意味・読み・例文・類語

しん‐しょう〔‐セフ〕【臣×妾】

家来とめかけ。転じて、主君に従属する者。
「戦わずに敵の―となるよりは」〈魯庵社会百面相

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精選版 日本国語大辞典 「臣妾」の意味・読み・例文・類語

しん‐しょう‥セフ【臣妾】

  1. 〘 名詞 〙 臣下婢妾。けらいやめかけ。転じて、主君に従属するもの。主持ちの男女
    1. [初出の実例]「満堂臣妾、非親旧者不行」(出典菅家文草(900頃)一一・為南中納言、奉賀右丞相四十年法会願文)
    2. 「打出る心の主に従ひ、言語は是が臣妾となりて」(出典:俳諧・也哉抄(1774))
    3. [その他の文献]〔易経‐遯卦〕

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普及版 字通 「臣妾」の読み・字形・画数・意味

【臣妾】しんしよう

召使い

字通「臣」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の臣妾の言及

【妾】より

…一般の民俗においては,養子制度の発達もあって,めかけは特殊な存在であった。【植松 明石】
[中国]
 めかけは古くは女奴を意味し,男奴たる臣とあわせて〈臣妾〉の語があった。春秋末期から〈奴婢(ぬひ)〉の語が一般化するとともに,自由身分の側室をめかけと称するようになった。…

※「臣妾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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