日印原子力協定(読み)ニチインゲンシリョクキョウテイ

デジタル大辞泉 「日印原子力協定」の意味・読み・例文・類語

にちいん‐げんしりょくきょうてい〔‐ゲンシリヨクケフテイ〕【日印原子力協定】

《「原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とインド共和国政府との間の協定」の略称》日本とインドの間で、原子力の平和的利用分野における協力を実現する上で必要な法的枠組みを定めた協定。2017年7月発効。日・インド原子力協定。

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共同通信ニュース用語解説 「日印原子力協定」の解説

日印原子力協定

平和目的で日本からインドに原子力技術の輸出を可能にする協定。2010年に交渉を開始し、昨年11月に協定に署名、今年7月に発効した。核拡散防止条約(NPT)未加盟のインドに対する原子力物資・技術移転は、原子力供給国グループ(NSG)で禁じられていたが、08年のルール改正で解禁された。日本は協定とは別に作成した「公文」で、インドの核実験時は協力を中止するとの見解を示した。一方、使用済み核燃料の再処理に事前同意を与えている。(ニューデリー共同)

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