日本民藝館(読み)にほんみんげいかん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本民藝館」の意味・わかりやすい解説

日本民藝館
にほんみんげいかん

東京都目黒区駒場にある美術館。民芸運動(→民芸)の創始者で,1926年に「日本民藝美術館設立趣意書」を起草した柳宗悦が,実業家大原孫三郎援助浜田庄司同志の協力を得て,1936年10月に設立した。収蔵作品は,世界各地の「民衆的工芸品」約 1万7000点。朝鮮李朝の工芸品,沖縄の染織,江戸時代の大津絵などに特色がある。また,民芸運動の同志として活躍した,浜田庄司,河井寛次郎,バーナード・リーチ富本憲吉(以上陶芸),芹沢銈介染色),棟方志功版画)らの作品も多数収蔵する。

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日本の美術館・博物館INDEX 「日本民藝館」の解説

にほんみんげいかん 【日本民藝館】

東京都目黒区にある工芸館。昭和11年(1936)創立。民芸運動を提唱した美術研究家柳宗悦(むねよし)らが開設陶磁器など国内外の美術工芸品を収蔵・展示する。国指定重要文化財の絵唐津芦文壺などがある。
URLhttp://www.mingeikan.or.jp/
住所:〒153-0041 東京都目黒区駒場4-3-33
電話:03-3467-4527

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