日本紙パルプ商事(読み)にほんかみパルプしょうじ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本紙パルプ商事」の意味・わかりやすい解説

日本紙パルプ商事
にほんかみパルプしょうじ

王子製紙系の紙専門商社。弘化2 (1845) 年創業の和紙商,越後屋三郎兵衛商店を起源とする。 1902年旧王子製紙と取引関係を結び,中井商店を設立,販売拠点を内外確立し,16年株式会社に改組し現社設立。第2次世界大戦後は合成樹脂パルプなどの取扱いを始め,バンコクニューヨークなどに事務所を開設。 70年富士洋紙店との合併により現社名改称。古紙回収・再生の分野の拡大に努める。売上構成比は,紙 66%,板紙 14%,紙二次加工品7%,パルプ4%,その他9%。年間売上高 4311億 1700万円 (連結。うち輸出 10%) ,資本金 153億 9900万円,従業員数 1021名 (1999) 。

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百科事典マイペディア 「日本紙パルプ商事」の意味・わかりやすい解説

日本紙パルプ商事[株]【にほんかみパルプしょうじ】

紙流通業界トップの王子系紙専門商社。1845年中井三郎兵衛が京都に和紙商越後屋三郎兵衛商店を開業。1916年中井商店として設立。1882年製品販売契約を締結して王子製紙との取引が始まった。その後順調に業績を伸ばし,1970年業界第3位の富士洋紙店と合併して業界トップ企業の地位を確立。古紙回収や貸ビル業を併営。本社東京。2011年資本金166億円,2011年3月期売上高4281億円。売上構成(%)は,国内卸売81,在外卸売16,製紙及び加工等2,不動産賃貸1。海外売上比率26%。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「日本紙パルプ商事」の解説

日本紙パルプ商事

正式社名「日本紙パルプ商事株式会社」。英文社名「JAPAN PULP AND PAPER COMPANY LIMITED」。卸売業。弘化2年(1845)前身の「越三商店」創業。大正5年(1916)「株式会社中井商店」設立。昭和38年(1963)「中井株式会社」に改称。同45年(1970)現在の社名に変更。本社は東京都中央区勝どき。紙・パルプ専門商社。紙・板紙・パルプなどの国内取引および輸出入を行う。業界最大手。中国に積極展開。東京証券取引所第1部上場。証券コード8032。

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