日本電池(読み)にっぽんでんち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本電池」の意味・わかりやすい解説

日本電池
にっぽんでんち

蓄電池の製造・販売会社。島津製作所の蓄電池工場を母体に 1917年設立。1895年に日本で最初に鉛蓄電池を製造した島津源蔵頭文字である「GS」を 1908年から商標として使用。1919年自動車用鉛蓄電池の生産開始。1929年鉛粉塗料(→大日本塗料),1937年日本輸送機を設立。1933年ガラス製水銀整流器,1938年アルカリ蓄電池の生産開始。戦後タイ,インドネシアアメリカ合衆国などに生産・販売拠点を設ける。1993年角型リチウムイオン電池を開発。2004年ユアサコーポレーションとともに株式移転による共同持株会社ジーエス・ユアサコーポレーションを設立,完全子会社となる。2006年ユアサコーポレーションを吸収合併しジーエス・ユアサインダストリーとなった。2007年ジーエス・ユアサコーポレーション傘下のジーエス・ユアサパワーサプライに吸収される。2010年ジーエス・ユアサパワーサプライに主要な事業会社が集約され,GSユアサが発足。蓄電池のほかに,ハイブリッド車や電気自動車用のリチウムイオン電池の製造・販売,産業用蓄電池システムの開発を手がける。

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