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日米半導体摩擦 にちべいはんどうたいまさつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

日米半導体摩擦
にちべいはんどうたいまさつ

1987年4月,レーガン政権は日本の半導体が第三国市場,およびアメリカ国内でダンピングされており,また日本はアメリカ製半導体を日本市場から排除しているという理由で,74年通商法 301条に基づく制裁を行なった。この制裁をピークとする日米摩擦を指す。これによりアメリカ向けパソコン,カラーテレビ,電動工具に対し 100%の報復関税が掛けられることになったが,問題の背景には,80年代に急成長した日本の半導体が,70年代には圧倒的な力を有していたアメリカ製品を駆逐したという事実がある。このことは「産業のコメ」とも呼ばれる半導体産業が衰退することにより,自国の安全保障が脅かされるのではないかというアメリカの危機意識につながる。

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