日賢(読み)にちけん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「日賢」の解説

日賢 にちけん

1243-1338 鎌倉-南北朝時代の僧。
寛元元年生まれ。幼時より日蓮に師事し,日蓮の死後はその塔をまもる。永仁(えいにん)のころ日源の招きで武蔵(むさし)碑文谷(ひもんや)(東京都)の法華(ほっけ)寺,正和(しょうわ)年間駿河(するが)(静岡県)海上寺(のちの海長寺)にうつり,教線の拡大につとめた。建武(けんむ)5=延元3年3月17日死去。96歳。駿河出身。通称淡路阿闍梨(あわじあじゃり)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android