日野実綱(読み)ひの さねつな

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「日野実綱」の解説

日野実綱 ひの-さねつな

1013-1082 平安時代中期の官吏,漢詩人。
長和2年生まれ。日野資業(すけなり)の子。東宮学士,大学頭(かみ)をへて文章博士(もんじょうはかせ)となり,式部大輔(たいふ)をかねた。伊予(いよ),備中(びっちゅう)などの国守歴任,正四位下にいたる。日野流学統をつぎ,作品は「本朝続文粋(しょくもんずい)」などにおさめられている。永保2年3月23日死去。70歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android