日銭(読み)ひぜに

精選版 日本国語大辞典 「日銭」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ぜに【日銭】

〘名〙
① 毎日、収入として手元にはいる銭。毎日の入金
青べか物語(1960)〈山本周五郎〉経済原理「それは『日銭(ヒゼニ)』を稼ぐためのものであった」
② 日歩計算で貸し借りする金。日なしがね。
建武年間記(南北朝頃)「口遊、去年八月二条河原落書云々〈略〉日銭の質の古具足」

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デジタル大辞泉 「日銭」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ぜに【日銭】

毎日収入として手元に入る銭。「日銭が入る商売
毎日いくらかずつ返済する契約で貸す金銭日済ひながね
[類語]上がり売り上げ売上高稼ぎ役得余得

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