日鑑(読み)にちかん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「日鑑」の解説

日鑑(1) にちかん

1806-1870* 江戸時代後期の僧。
文化3年生まれ。日蓮宗上総(かずさ)の宮谷檀林(みやざくだんりん)でまなび,越中の正顕寺,加賀の本長寺などの住職をつとめる。その間,浄土真宗の霊城と権実(ごんじつ)論争,日蓮宗の日輝(にちき)と本迹(ほんじゃく)論争をおこなった。明治2年12月8日死去。64歳。越前(えちぜん)(福井県)出身。俗姓西野。字(あざな)は通義。号は永昌院。著作に「示正編」など。

日鑑(2) にちかん

吉川日鑑(きっかわ-にちかん)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の日鑑の言及

【久遠寺】より

…日重・日乾・日遠の3人,近世中期久遠寺を興隆した日脱・日省(につせい)・日亨(につこう)の3人も,それぞれ身延中興の三師と呼ばれる。近代初頭,明治維新の変革とそれによる混乱を迎えるが,この間,新居日薩・吉川日鑑・三村日修らは,この危機をのりこえ,宗門中興の三師という。久遠寺の存在する身延山は,もと波木井氏の寄進したところであるが,明治維新によりほとんど御料地に召しあげられた。…

※「日鑑」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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