早坂暁（読み）はやさか あきら

知恵蔵mini

早坂暁

脚本家、作家。1929年8月11日、愛媛県生まれ。日本大学芸術学部卒業後、華道の評論活動などを経て脚本家となる。60年代から、TBS系ドラマ｢七人の刑事｣、NHKテレビ時代劇｢天下御免｣、NHKドラマ｢花へんろ｣シリーズなど数多くのヒットドラマを手がける。被爆をテーマにした作品も多く、広島で胎内被爆した芸者を吉永小百合が演じたNHKドラマ｢夢千代日記｣シリーズは高い評価を受け、映画化、舞台化もされた。映画では｢青春の門｣(浦山桐郎監督版)、｢天国の駅　HEAVEN STATION｣、｢千年の恋 ひかる源氏物語｣などの脚本を担当。作家としても活躍し、山田洋次監督で映画化された自伝的小説『ダウンタウン・ヒーローズ』のほか、長編小説『｢戦艦大和｣日記』、エッセイ『公園通りの猫たち』など多くの著書がある。94年に紫綬褒章、2000年に旭日小綬章を受章。17年12月16日、腹部大動脈瘤破裂で死去した。享年88。

(2017-12-19)

出典　朝日新聞出版

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

早坂暁 はやさか-あきら

1929－　昭和後期-平成時代の脚本家。
昭和4年8月11日生まれ。35年からテレビドラマのシナリオを手がけ,「七人の刑事」などをかく。55年「修羅の旅して」などで芸術選奨。代表作に「夢千代日記」「花へんろ」など。小説,エッセイにも進出し,平成2年「公園通りの猫たち」で講談社エッセイ賞。愛媛県出身。日大卒。本名は富田祥資(よしすけ)。

出典　講談社

367日誕生日大事典

早坂 暁 (はやさか あきら)

生年月日:1929年8月11日
昭和時代;平成時代の作家;脚本家;演出家

出典　日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」