日本大百科全書(ニッポニカ) 「早雲山」の意味・わかりやすい解説 早雲山そううんざん 神奈川県足柄下(あしがらしも)郡箱根町にある山。箱根火山の中央火口丘の一峰で、神山(かみやま)(1438メートル)の北東方にあり、トロイデ型火山。標高1151メートル。北側の谷の谷頭は旧噴火口の一つの早雲地獄で、水蒸気や硫化水素とともに亜硫酸ガスをも噴出し、噴気の勢いが強い。この温泉を引いて強羅温泉(ごうらおんせん)が開けている。箱根登山鉄道の終点強羅からケーブルカーが早雲山へ通じている。[浅香幸雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「早雲山」の意味・わかりやすい解説 早雲山そううんざん 神奈川県南西部,箱根山の中央火口丘の1つ。神山の東斜面に噴出した溶岩円頂丘。標高 1137m。北側には神山の爆裂火口である早雲地獄の噴気孔群がある。ケーブルカーで強羅,ロープウェーで芦ノ湖北岸に通じ,展望もよいため,箱根観光の主要コースとなっている。富士箱根伊豆国立公園に属する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by