昂昂(読み)こうこう

精選版 日本国語大辞典 「昂昂」の意味・読み・例文・類語

こう‐こうカウカウ【昂昂】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 駿馬が元気よく走るさま。〔楚辞卜居
  3. 志や行ないがすぐれて高いさま。高くぬきんでているさま。
    1. [初出の実例]「某国を敗りたるの一人なりと昂々自慢するも」(出典:代議政体(1875‐79)〈永峰秀樹訳〉四)
    2. [その他の文献]〔袁宏‐三国名臣序賛〕
  4. ( 中国近世語から ) ひときわ堂々たるさま。昂然としているさま。
    1. [初出の実例]「元和以来、文運日隆、近時学者昂昂乎蔑視前古」(出典日本詩史(1771)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「昂昂」の読み・字形・画数・意味

【昂昂】こうこう(かうかう)

志行のすぐれて高いさま。〔晋書、忠義、紹伝〕昨(きのふ)稠人の中に於て始めて紹を見たるに、昂昂然として野鶴の鷄群に在るが如し。

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