稠人(読み)チュウジン

デジタル大辞泉 「稠人」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐じん〔チウ‐〕【×稠人】

多くの人。衆人
「其才―の上にぬきんで」〈逍遥小説神髄

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精選版 日本国語大辞典 「稠人」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐じんチウ‥【稠人】

  1. 〘 名詞 〙 寄り集まっている人々。多くの人。衆人。
    1. [初出の実例]「生前の慙(はぢ)は稠人に有のみ」(出典将門記(940頃か))
    2. 「稠人狼藉」(出典:明月記‐建久九年(1198)正月一一日)
    3. [その他の文献]〔蘇軾‐范増論〕

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普及版 字通 「稠人」の読み・字形・画数・意味

【稠人】ちゆう(ちう)じん

多くの人。〔三国志、蜀、関羽伝〕先二人(関羽・張飛)と、寢(い)ねては則ち牀を同じうし、恩兄弟の(ごと)し。稠人廣坐には侍立すること日、先に隨つて旋し、艱險をけず。

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