昆明池の障子(読み)コンメイチノソウジ

デジタル大辞泉 「昆明池の障子」の意味・読み・例文・類語

こんめいち‐の‐そうじ〔‐サウジ〕【昆明池の障子】

清涼殿広庇ひろびさしに置かれた衝立ついたて障子。表に昆明池風景、裏に嵯峨野さがの小鷹狩こたかがりの図が極彩色で描かれている。こんめいちのしょうじ。

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精選版 日本国語大辞典 「昆明池の障子」の意味・読み・例文・類語

こんめいち【昆明池】 の 障子(しょうじ・そうじ)

清涼殿の広庇(ひろびさし)の北寄りに置かれていた衝立(ついたて)障子。表には昆明池、裏には嵯峨野小鷹狩の図が極彩色で描かれている。高さ約一・八メートル、横幅約三メートル。こめいちのしょうじ。
讚岐典侍(1108頃)下「たいはん所こんめいちの御さうし、今みれば見し人にあひたる心ちす」

こめいち【昆明池】 の 障子(しょうじ・そうじ)

弁内侍(1278頃)宝治三年正月一五日「こめいちの障子のもと御湯殿のなげしのしも一間に」

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「昆明池の障子」の意味・わかりやすい解説

昆明池の障子
こんめいちのそうじ

清涼殿

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