昇汞(読み)ショウコウ

世界大百科事典内の昇汞の言及

【塩化水銀】より


[塩化水銀(II)]
 化学式HgCl2。昇華性があるので昇汞の別名がある。無色の結晶,融点277℃,沸点304℃,比重5.44(25℃)。…

【殺菌剤】より

…これをオリゴジナミーというが,金属塩にも相当強い殺菌効果があることが知られていて,古くから利用されてきた。代表的なものは塩化第二水銀(昇汞(しようこう))で,1809年に組成が明らかとなり,コッホによって殺菌力が認められた。これは16世紀には梅毒の治療に用いられたこともあるという。…

【水銀】より

…血中水銀濃度が上昇し,振戦(震え,とくに手指),口内炎,歯肉炎,精神不安定などの症状がみられる。後者には塩化水銀(I)(甘汞),塩化水銀(II)(昇汞),硝酸水銀(II)などがあり,製造過程や熱処理の過程で蒸気や粉塵を吸入して発症する。症状は金属水銀によるものに加えて,皮膚障害や腎臓障害が強い。…

【農薬】より

…この薬剤は,フランスのボルドー地方のブドウに発生したべと病の防除に卓効を示したことから,ボルドー液の名で一躍有名になった。また昇汞(しようこう)HgCl2も強い殺菌効果を示すが,植物に対する薬害のため,実用化されなかった。しかしこれは1915年以後,有機水銀剤の開発へとつながった。…

※「昇汞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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