日本歴史地名大系 「明元寺」の解説 明元寺みようがんじ 新潟県:三島郡与板町与板村明元寺[現在地名]与板町与板 中町中(なか)町にある。浄土真宗本願寺派、大岩山と号し、本尊阿弥陀如来。創建は永禄四年(一五六一)、開基は大岩次郎源明元と伝え、寺名も明元の名に由来するという。初めは信州大岩(おおいわ)(現長野県須坂市)にあり、川中島の戦乱を避けて越後に移転。山号は旧地に由来すると伝える。越後における旧地は山沢(やまざわ)村(現与板町)の字寺沢(てらさわ)という。与板への移転年代は慶長一〇年(一六〇五)以前と考えられている(与板町史)。宝永三年(一七〇六)の徳昌(とくしよう)寺の境内経歴図(徳昌寺蔵)によれば、徳昌寺門前から中町に出る北側角に「元明元寺」、現在地に「今明元寺」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報