明匠(読み)メイショウ

デジタル大辞泉 「明匠」の意味・読み・例文・類語

めい‐しょう〔‐シヤウ〕【明匠】

学問技芸にすぐれた人。その道の大家名人。みょうしょう。
琵琶の―八人を召しける中に」〈著聞集・六〉
すぐれた僧。また一般に、僧のこと。
智徳讃嘆し、貴賤男女も随喜せり」〈盛衰記・八〉

みょう‐しょう〔ミヤウシヤウ〕【明匠】

めいしょう(明匠)

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精選版 日本国語大辞典 「明匠」の意味・読み・例文・類語

めい‐しょう‥シャウ【明匠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 学問・技芸にすぐれている人。その道の達人。名人。みょうしょう。
    1. [初出の実例]「飛香舎にして琵琶の明匠八人をめしける中に」(出典:古今著聞集(1254)六)
    2. 「はやく当道の明匠を尋て、愚昧の邪推を取捨せられ侍るべきにや」(出典:連理秘抄(1349))
  3. 名高い僧。徳のある僧。また一般に、僧侶の称。
    1. [初出の実例]「智徳明匠(メイシャウ)讚嘆し、貴賤男女も随喜せり」(出典源平盛衰記(14C前)八)
    2. [その他の文献]〔続高僧伝‐僧範伝〕

みょう‐しょうミャウシャウ【明匠】

  1. 〘 名詞 〙 学問・技芸にすぐれた人。めいしょう。

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