明石次郎(読み)あかしじろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「明石次郎」の解説

明石次郎 あかし-じろう

1620-1679 江戸時代前期の織物研究家。
元和(げんな)6年1月16日生まれ。もと播磨(はりま)(兵庫県)明石藩士。寛文のころ妻子とともに越後(えちご)(新潟県)小千谷(おぢや)に移住。同地の平織りの技術を改良,縮(ちぢみ)織りをつくることに成功。小千谷縮の創始者といわれる。さらに縞(しま),絣(かすり)なども織れるようにした。延宝7年9月2日死去。60歳。姓は堀。名は将俊。

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367日誕生日大事典 「明石次郎」の解説

明石次郎 (あかしじろう)

生年月日:1620年1月16日
江戸時代前期の伝説上の人物
1679年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の明石次郎の言及

【小千谷縮】より

…また,伝統的工芸品の指定をも受け越後上布に次ぐ精品であり,越後縮ともいう。1670年(寛文10)播州明石の浪人,明石次郎こと堀将俊が当地で越後布を改良,縮地を創案したのが始まりで元禄年間(1688‐1704)に将軍家の御用縮に指定,武士の式服に制定。親藩諸侯,諸大名は端午の節句には菖蒲帷子(しようぶかたびら)と称し麻裃として用いた。…

※「明石次郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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