易博士(読み)エキハカセ

デジタル大辞泉 「易博士」の意味・読み・例文・類語

えき‐はかせ【易博士】

古代陰陽寮おんようりょうに属し、卜筮ぼくぜいをつかさどった官。令外りょうげの官。やくのはかせ。えきはくじ

やく‐の‐はかせ【易博士】

えきはかせ(易博士)

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精選版 日本国語大辞典 「易博士」の意味・読み・例文・類語

えき‐はかせ【易博士】

  1. 〘 名詞 〙 易や卜占に関する博士。欽明朝に医博士暦博士とともに百済から派遣された。令制下では陰陽博士が易占を担当した。やくのはかせ。えきはくじ。

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旺文社日本史事典 三訂版 「易博士」の解説

易博士
えきはかせ

6世紀前半,百済 (くだら) から来朝した五経博士の一つ
五経のうち「易経」の教授や,それにもとづく占い職掌とした。

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