星供(読み)ホシク

デジタル大辞泉 「星供」の意味・読み・例文・類語

ほし‐く【星供】

除災求福のために、七星九曜十二宮二十八宿を供養する法会本命星や当年星をまつる。真言寺院では正月・冬至・節分に行う。星祭り。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「星供」の意味・読み・例文・類語

ほし‐く【星供】

  1. 〘 名詞 〙 仏語密教息災増益延命などのために、本命星(ほんみょうしょう)および当年星をまつり、供養する法。ほしまつり。しょうぐ
    1. [初出の実例]「星供(ホシク)を七ケ日修行有るべき由」(出典:栂尾明恵上人伝記(1232‐50頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の星供の言及

【北斗七星法】より

…天変,疫病,夭死などの災を除き,息災延命を祈願するために,一字金輪北斗七星を供養する修法のこと。個人の求福のためにその人の本命星を供養する本命星供(ほんみようしようく)に対し,本法は七星全部を供養する。真言宗,天台宗寺門派で重視される秘法である。…

※「星供」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android