星野輝興(読み)ホシノ テルオキ

20世紀日本人名事典 「星野輝興」の解説

星野 輝興
ホシノ テルオキ

明治〜昭和期の官僚 掌典職祭事課長。



生年
明治15(1882)年1月15日

没年
昭和32(1957)年10月14日

出生地
新潟県刈羽郡半田村(現・柏崎市)

学歴〔年〕
柏崎高等小学校卒

経歴
独学して皇典講究所司業の資格を取得し、明治41年宮内省図書寮に入る。図書寮雇・式部職掌典部掌典補などを経て大正15年掌典となる。大正天皇大喪儀昭和天皇即位の儀の運営で中心的役割を果たす。昭和4年神社制度調査委員会幹事となり、15年には掌典職祭事課長に就任。17年依願退職の後は祭祀学会に拠り、「祭祀は日常生活の精髄」であるとして日本祭祀学を提唱、宮中や神社などの祭祀について研究を進めた。著書に「祭祀の本領」「日本の祭祀」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「星野輝興」の解説

星野輝興 ほしの-てるおき

1882-1957 明治-昭和時代の官吏
明治15年1月15日生まれ。宮内省図書寮雇,掌典補をへて,大正15年式部職掌典部掌典となる。大正天皇の大喪儀,昭和天皇の即位礼の運営にあたった。のち掌典職祭事課長。退職後は日本祭祀(さいし)学を提唱し,その研究につくした。昭和32年10月14日死去。75歳。新潟県出身。著作に「祭祀の本領」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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