春情(読み)シュンジョウ

デジタル大辞泉 「春情」の意味・読み・例文・類語

しゅん‐じょう〔‐ジヤウ〕【春情】

春らしいようす。春めいてきた雰囲気。はるごころ。春意 春》
色情春機。「春情を催す」

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精選版 日本国語大辞典 「春情」の意味・読み・例文・類語

しゅん‐じょう‥ジャウ【春情】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 春のけしき。春めいた様子。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「聞道春色遍園中、閨裡春情不窮」(出典文華秀麗集(818)下・和野柱史観闘百草、簡明執之作〈巨勢識人〉)
    2. 「珍重珍重、風景感、春情尽候」(出典:半残宛芭蕉書簡‐貞享二年(1685)正月二八日)
    3. [その他の文献]〔唐太宗‐月晦詩〕
  3. しゅんしゅう(春愁)
    1. [初出の実例]「孤閨已遇芳菲月、頓使春情幾許紛」(出典:文華秀麗集(818)中・奉和春情〈巨勢識人〉)
  4. 色情。いろけ。
    1. [初出の実例]「梅は白し浪花橋辺財主の家、春情まなび得たり浪花風流(なにはふり)」(出典:俳諧・夜半楽(1777)春風馬堤曲)
    2. 「誤て一少女に眷恋(けんれん)し、春情制する能はずして遂に不義を行ひ」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉二〇)
    3. [その他の文献]〔翁承賛‐柳詩〕

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普及版 字通 「春情」の読み・字形・画数・意味

【春情】しゆんじよう

春心

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