春日部押絵羽子板(読み)かすかべおしえはごいた

事典 日本の地域ブランド・名産品 「春日部押絵羽子板」の解説

春日部押絵羽子板[人形・玩具]
かすかべおしえはごいた

関東地方、埼玉県の地域ブランド。
春日部市で製作されている。桐でできた羽子板押絵装飾をほどこしたもの。押絵とは、厚紙羽二重の布をかぶせ、そのなかに綿を入れてふくらませてくるむ技術。押絵師と面相師の分業で製作され、すべてが手づくり。人物が羽子板から抜け出てくるような立体感と存在感を持っている点が特徴。埼玉県伝統的手工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「春日部押絵羽子板」の解説

春日部押絵羽子板

埼玉県春日部市で生産される、押絵による立体的な装飾が施された羽子板。第二次世界大戦時期に春日部に疎開してきた浅草の押絵師たちが技術を伝えたとされる。

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