昭和天皇実録(読み)ショウワテンノウジツロク

デジタル大辞泉 「昭和天皇実録」の意味・読み・例文・類語

しょうわてんのうじつろく〔セウワテンワウジツロク〕【昭和天皇実録】

昭和天皇生涯をまとめた公式記録。動静発言御製ほか、関連する政治社会・文化上のことがらについても記述している。平成2年(1990)から平成26年(2014)にかけて宮内庁編纂へんさんし、全61冊を明仁天皇奉呈。平成31年(2019)までに全19冊で公刊された。→実録2

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共同通信ニュース用語解説 「昭和天皇実録」の解説

昭和天皇実録

昭和天皇の87年余りの生涯を政治、社会、文化、外交の出来事も交えながら、年月日順に記述した年代記。宮内庁書陵部が1990年に編さん開始。側近日誌や未公開の個人文書など約3千点余の資料を収集し、元侍従ら約50人から聞き取り調査を重ねた。2回の期間延長を経て24年間かけて完成。今年8月、天皇、皇后両陛下に提出された「奉呈本」は和紙に印刷し、糸でとじる装丁で本文60冊に目次凡例が付属した計61冊、計約1万2千ページ。全文が情報公開請求の対象となるほか、来年3月から5年計画で公刊される。

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知恵蔵mini 「昭和天皇実録」の解説

昭和天皇実録

昭和天皇の生涯をまとめた唯一の公式記録集。2014年9月9日に発表された。全61冊、計約1万2千ページ。宮内庁が、側近の日誌や公文書など3千点余りの資料をもとに、1901年の誕生から89年の死去大喪の礼までを時系列にまとめた。1990年から編さんが始まり、終戦前年まで8年近く侍従長を務めた百武三郎の日記ほか新資料の発見などで2度完成時期が延長され、完成までに24年5カ月が費やされた。宮内庁では、14年9月9日から同年11月30日(予定)まで、資格不問・先着順で「写し」の特別閲覧を実施する。

(2014-9-10)

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