昭和電工事件(読み)しょうわでんこうじけん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

1948年に起った疑獄事件で,芦田均内閣崩壊の原因となった。食糧増産政策に関する復興金融金庫と肥料メーカー昭和電工との間の 20億円にわたる財政資金をめぐる贈収賄容疑で,同年6月 23日,当時の昭電社長日野原節三,興業銀行副総裁二宮善基が検挙され,9月には経済安定本部長栗栖赳夫大野伴睦,大蔵省主計局長福田赳夫らが逮捕され,捜査芦田身辺にも及び前副総理西尾末広も逮捕されたため,10月に内閣は総辞職した。 12月には芦田も逮捕され,44人が起訴された。 58年に日野原,栗栖のみが有罪,収賄側は政治資金と考え,賄賂と認識しなかったとし無罪となった。

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